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クラシック映画の巨匠たち
チャールズ・チャップリン Charles Chaplin
芸人だった両親のもとにイギリスで生まれ、幼少のころから舞台に上がり独自のパントマイム芸を鍛え上げる。ハリウッドにわたり浮浪者スタイルで世界的名声を確立。喜劇界の頂点を極めるとともに、強烈な社会風刺と秀逸な人間ドラマで大きな足跡をのこした。後年、その社会批判的なスタイルから愛国心を疑われ、50年代の赤狩りによりアメリカを追われる。パントマイムの芸術性にこだわりサイレントに固執し、トーキー作品はごくわずか。72年、再びアメリカに招かれアカデミー特別賞を受賞。熱烈な歓迎をうける。
代表作:「黄金狂時代」(25)「街の灯」(31)「独裁者」(40)「ライムライト」(52)
オーソン・ウェルズ Orson Welles
アメリカにて発明家の父と音楽家の母のあいだに生まれ、幼い頃から奇術、ピアノなど芸術の才能を育てられる。ブロードウェイ、ラジオ界で活躍し、ラジオ時代には放送中に「火星人襲来」のニュースを流し、あまりのリアルさに全米をパニックに陥れる。ハリウッド進出第一作の「市民ケーン」(41)は斬新な映像表現と複雑な物語構成で映画史上最高の作品との評価もある。その後、大作への度重なる投資と興行的な失敗でおおくのトラブルに巻き込まれる。後年はテレビやCMのナレーターとして活躍。
代表作:「市民ケーン」(41)「第三の男」(49)「オセロ」(52)「黒い罠」(57)
アルフレッド・ヒッチコック Alfred Hitchcock
イギリスで敬虔なカトリック教徒の家庭に生まれる。家計を助けるために大学を中退し広告デザインの仕事につくと才能を開花、映画会社に招かれやがて監督する機会に恵まれる。ハリウッドにうつると次々と傑作サスペンスを発表、「サスペンスの巨匠」の名をほしいままにする。斬新な映画技法とスリリングな展開で後の映画人に多大な影響を与える。79年、アメリカ映画協会より生涯功労賞。その他英国女王よりナイトの称号を授けられる。
代表作:「レベッカ」(40)「ロープ」(48)「めまい」(58)「サイコ」(60)
フランソワ・トリュフォー Francois Truffaut
パリに生まれるが両親の離婚により孤独な少年時代をすごし、何度も更正施設に送られる不良少年だった。学校に行かず映画館に入り浸るうちに、映画評論家と親子同然の関係になる。いくつかの先鋭的な映画評論を書いた後、自伝的な処女長編作「大人は判ってくれない」を発表。一躍、ヌーヴェルヴァーグの旗手として踊り出る。しかし、次第に作風は古典的、正統派になり恋愛映画しか撮らなくなる。ヌーヴェルヴァーグの作家たちとも距離をおき、批判されることがおおくなる。自身は「戦争も政治にも興味がなく、恋愛映画しか撮れない」と意に介することはなかった。84年の葬儀には世界中から映画関係者があつまり巨匠の死を悼んだ。
代表作:「大人は判ってくれない」(59)「突然炎のごとく」(61)「華氏451」(66)「終電車」(80)
映画史 その一
映画史 その二

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