PCCSの色相環を思い出してみると真上に黄色があり左右に下がるにしたがって、左側では「オレンジ」・「赤」・「赤紫」そして一番下には、最も暗い「青紫」の各純色が順序よく並んでいます。 右側では「黄」から「黄緑」・「緑」・「青緑」・「青」そして一番下にある「青紫」に達するように各純色が並んでいます。 最も明るい「黄」が一番上にあり、左右にあるそれぞれの純色は、上から下にかけて明るさが段階的に減り、一番下にある「青紫」が最も暗い純色になっています。
この色相環にみられる色の並び方は、自然律(自然の法則・または、私たちが日常眺めている景色や物体に対して、自然だと感じていること)に則したもので、色相と明度の関係は「上にある色ほど明るく黄みがかかっており、下にある色ほど暗く青みがかっている」となっています。
実際に樹木を観察すると、陽のあたっている上の葉は黄みがかった緑に見え、影になった部分や下の方にある葉は、暗く青みよりの緑に見えています。
この色相と明度の関係を色相の自然連鎖・色相の自然序列・色相の自然な明度比とよんでいます。ナチュラルハーモニーつまり自然な調和は、日ごろ慣れ親しんでいる色彩調和だといえます。 一般的にインテリアの色彩は、ナチュラルハーモニーになっています。
ナチュラルハーモニーは自然な調和でしたが、コンプレックスハーモニーは、不調和の調和であって、矛盾したように聞こえますが、目新しい配色だといえます。むしろこの調和のほうが配色が活き活きして見えることもあります。 日ごろ慣れ親しんでいない配色のせいかもしれません。この配色法はファッションデザインの配色に良く見られます。