The
Real Function of Bond Rating Agencies
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格付け機関の役割
発行された個々の債券いついて、契約どおりに元利金が支払われるかどうかの安全性、確実性の程度を格付け期間が判断し、それを一定の記号(格付け記号)によって投資家に投資情報として提供する。
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格付け作業(基本的な格付けの流れ)
アナリストの選出
↓
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資料分析
↓ 発行体から異議があった場合
調査資料(発行体の業種業態によって異なる) 事業内容、過去5年間の業績の推移、今後3年間の業績予想、子会社、関連会社、などの資料を提出 ヒヤリング(ミーティング) 業績の推移、決算方針、長期経営計画、業界動向、人事管理、生産現場の状態、経営者方針、目標、取引条件、財務政策、運転資金管理、などの質疑応答
ヒヤリング
↓
格付け委員会の開催
↓
発行体への通知
↓
監視・見直し
債券の償還まで繰り返される
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格付けを決める要素
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収益力
業界の特性、企業の特性、業界での地位・競争力、財務分析
A
企業の規模・保有資産の価値
B
債券の発行条件
発行総額・利子、担保、保証契約・キープウェル契約
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格付け会社
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S&P(米) |
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フィッチ・IBCA(米・英) |
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トムソン・バンクウォッチ(米) |
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ダフ&フェルプス(米) |
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日本格付け投資情報センター(日) |
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日本格付研究所(日) |
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三國事務所(日) |
金融庁の指定格付け機関
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格付けの種類
償還期限 主な債券
0年
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コマーシャルペーパー 短期の記号
短期国際 P-1→P-2→P-3→NP
政府短期証券 (ムーディーズ)
譲渡性預金(満期1年未満)
1年
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社債 長期の記号
中期国債 Aaa→Aa→A→…→Caa→Ca→C
長期国債 (ムーディーズ)
超長期国債
保険契約
譲渡性預金(満期1年以上)
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格付けの種類 |
格付けの定義 |
対象企業・機関 |
格付けをしている 格付け会社 |
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長期債格付け |
1年以上の債券に対する元本や利息の支払能力の評価 |
一般企業、銀行、証券、生保、損保、公益法人、国、地方公共団体など |
ムーディーズ、S&P、フィッチIBCA、R&I、JCRなど |
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短期債格付け |
1年以下の債券に対する元本や利息の支払能力の評価 |
一般企業、銀行、証券、生保、損保、公益法人、国、地方公共団体など |
ムーディーズ、S&P、フィッチIBCA、R&I、JCRなど |
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カウンターパーティ (債務者)格付け |
債務を遅延なく履行することが出来るかどうか、総合力に対する評価 |
一般企業、銀行、証券、生保、損保、公益法人、国、地方公共団体など |
ムーディーズ、S&Pなど |
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長期預金格付け |
1年以上の預金に対する元本や利息の支払能力の評価 |
銀行など |
ムーディーズなど |
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短期預金格付け |
1年以下の預金に対する元本や利息の支払能力の評価 |
銀行など |
ムーディーズなど |
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銀行財務格付け |
財務の安全性と健全性に対する評価 |
銀行など |
ムーディーズ、フィッチIBCAなど |
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保険金支払能力格付け |
保険契約に基づく契約を遅延することなく履行する能力に対する評価 |
生保、損保など |
ムーディーズ、S&P、フィッチIBCA、R&I、JCRなど |
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格付けの歴史
海外
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1860年 |
ヘンリー・バーナム・プアーが『アメリカ鉄道運河史』を発行 |
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1900年 |
ムーディーズ設立 |
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1909年 |
ムーディーズが世界で始めて格付けを発表 スタンダード・スタティスティクス・ビューロー設立 |
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1913年 |
フィッチ・インベスターズサービス設立 |
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1916年 |
スタンダード・スタティスティクス・ビューローが格付けを開始 |
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1922年 |
フィッチ・インベスターズサービスが格付けを開始 |
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1929年 |
世界大恐慌が起こり格付け定着のきっかけに |
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1941年 |
プアーズ・パブリッシングとスタンダード・スタティスティクス・ビューローが合併しS&Pに |
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1962年 |
ムーディーズがダン&ブラットストリートの傘下に |
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1966年 |
S&Pがザ・マグロウヒル・カンパニーズの子会社に |
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1968年 |
ムーディーズが格付け手数料を有料化 |
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1969年 |
S&Pが格付け手数料を有料化 |
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1978年 |
IBCA設立 |
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1997年 |
フィッチとIBCAが合併してフィッチ・IBCAに |
国内
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1975年 |
三國事務所設立 日本経済新聞社内に公社債研究会設立 |
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1977年 |
公社債研究会が国内ではじめて格付けを発表 |
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1979年 |
公社債研究会が任意団体日本公社債研究所に |
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1983年 |
三國事務所が国内で始めて事業として格付けを開始 |
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1985年 |
日本公社債研究所が株式会社として独立/日本インベスターズサービス設立 日本格付研究所設立/ムーディーズが日本法人を設立 |
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1986年 |
S&Pが東京事務所を設立 |
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1990年 |
CP、長期債の適債基準を格付けに一本化 |
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1992年 |
指定格付け機関制度がスタート |
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1996年 |
長期債の適債基準を撤廃 |
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1998年 |
日本公社債研究所と日本インベスターズサービスが合併して日本格付け投資情報センターに |
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長期債権格付けの定義(ムーディズ)
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Aaa |
きわめて優れていると判断された債権に対する格付け。債券の元本が予定通り支払われる確実性が最も高い。 |
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Aa |
総合的に優れていると判断された債券に対する格付け。Aaa格の債券との相対的比較から、元利払いの安全性の余裕度が小さい。 |
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A |
中級の上位と判断された債券に対する格付け。元利払いの確実性は認められるが、将来、債券の安全性が低下する可能性がある。 |
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Baa |
中級と判断された債券に対する格付け。現時点では元利払いの確実性が認められる。 |
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Ba |
投機的な要素を含むと判断された債券に対する格付け。長期的には情勢によって元利払いの安全性が維持されない場合もありうる。 |
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B |
好ましい投資対象としての適正さにかけると判断された債券に対する格付け。長期的な観点から見ると、元利払いおよび契約条項の遵守の可能性は低い。 |
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Caa |
安全性が低いと判断された債券に対する格付け。債務不履行に陥っているか、元利払を困難にする要素が認められる。 |
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Ca |
非常に投機的であると判断された債券に対する格付け。債務不履行の状態にあるか、また重大な危険性が認められる。 |
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C |
長期債権に対する最も低い格付け。有効な投資対策となる見込みはきはめて薄い。 |
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長期債の累積デフォルト率(ムーディーズ資料より)
投資適格等級 投機的等級
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ムーディーズの場合、Baa以上が投資適格等級、Ba以下が投機的等級に分類され、このBaaと、Baとの安全性の差は他の、たとえばAとBaaの安全性の差にくらべて格段に大きくなる。そのため、投機的等級に格付けされた債券はかなりの高利でなければ買い手がつかない。